FF14 黄金のレガシー 必要スペックについて

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先日FF14の大型アップデート(パッチ7.0)が 黄金のレガシーというタイトルになることが発表されました。

この発表の中で、グラフィックアップデートについての記述があり、PC版においては必要最低スペックの変更と推奨スペックの変更が行われることになりました。

必要なスペックとはどれくらいのスペックのパソコンなのか。買い替えた場合の予算はいくらくらいになるのかを検証していきたいと思います。

黄金のレガシー要求スペックはどれくらい?

発表されたスペックは以下。

一方で現状の要求スペックは↓となっています。

主要部分だけ比較した表がこちら。必要最低スペックから。

現行(最低)黄金のレガシー(最低)
CPUCore i5 2.4GHz以上Core i7-6700以上
メモリ4GB8GB
GPUGeforce GTX750以上
Radeon R7 260X
Geforce GTX970以上
Radeon RX 480以上

推奨スペックがこちら。

現行(推奨)黄金のレガシー(推奨)
CPUCore i7 3GHz以上Core i7-9700 以上
メモリ8GB16GB
GPUGeforce GTX970以上
Radeon RX480 以上
Geforce RTX2060以上
Radeon RX5600 XT以上

パッと見た感じ、現行の推奨スペックが黄金のレガシーの最低スペックになったという感じに見えます。

スペックの数字だけ見てもPCのスペック等に詳しくない方が大半かと思うので、順に説明していこうと思います。

CPUの要求スペックに関して

現行の要求CPUスペックの表記にが曖昧な表記から、要求CPUのモデルが明確に記載されるように変更になっています。

これは現在のCPUは周波数だけではスペックを測ることができないからだと思われます。

CPUはintelとAMDという2社が有名ですが、最近はどちらも優秀でFF14するにはどちらも遜色なく使用することができます。

時期によっては、コスパが良いメーカーが変わったりするので適宜コスパの良いメーカーを選んでいきたいですね。今はCPU単体でみればAMDのほうがコスパが良いように見えますが、AMDは将来CPUの入れ替えがしやすいというメリットがあるので、そういった点も考慮すると良いかもしれません。

CPUのスペックを比較したい場合は、Passmarkというサイトがあり、CPUの計算能力を数値化したランキングを見ることができます。

PassMark Intel vs AMD CPU Benchmarks - High End
PassMarkSoftware-CPUBenchmarks-Over1millionCPUsand1,000modelsbenchmarkedandcomparedingraphform,updateddaily!

CPUには世代があり、世代によってスペックが大きく変わっていきます。例えば同じi7でもこれくらい差があります。

世代CPU発売時期型式スコア
第3世代2012年発売i7-37706,396
第6世代2015年発売i7-67008,088
第9世代2019年発売i7-970013,923
第13世代2023年発売i7-1370038,736

そのCPUの発売当時ではi7はかなり良いスペックで発売はされているはずなのですが、数年型落ちだと倍近くスペックが変わることもあるため、i7だからといって大丈夫とは言えないので注意です。また、ノート用のCPUはデスクトップ用のi7より一回りスペックがダウンすることに注意してください。(ノート用のCPUには末尾にアルファベットが付いたりします)

また弱そうに思われているi5ですが、13世代のi5-13500でもスコア32,522もあるので、侮れません。

いかに世代が重要かわかっていただけたでしょうか?これはAMDのCPUについても同じことが言えます。

以上の知識を踏まえた上で、黄金のレガシーの推奨スペックを見ると、i7-9700のPassmarkスコア13,923以上であれば推奨スペックを満たしていると言えそうです。

13世代のi3-13100がおおよそ2万円のCPUでPassmarkスコア14,944なので、最新世代であれば2万円のCPUが黄金のレガシーの推奨スペックラインと言えるのではないでしょうか

ただし、これ以上スペックを下げるのはグラフィックボードのスペックとの兼ね合いも出てくるのでリスクがあることにご注意を(後述)。

メモリのスペックに関して

メモリの要求スペックに関してはそれぞれ倍になっています。

最低: 4GB → 8GB

推奨: 8GB → 16GB

会社の事務用PC等でも8GB程度は乗っているはず(4GBであればすみません!)なので、最低ラインのクリアは簡単かと思います。ノートPCで4GBしかないのであれば増設は難しいかと思いますので、買い替えを検討してください。

メモリをこの量を増やそうと思えば1万ぐらいで買えてしまうので、コスト的にはあまり大きくない部分かつ、恩恵が大きい部分なのであまりケチらずに32GBにしてもいいかと思います。

グラフィックボード

ゲームの描画処理を計算する部品です。こいつがグラフィックの肝になります。また、コストにも大きく響くため、慎重に選ぶ必要があります。

グラフィックボードのスコアについて

グラフィックボードもCPUのPassmarkと同じようなスコアがあります。こういった指標は色々あるのですが、以下のサイトが見やすくて比較しやすいのでこれを使っていきます。

PassMark Video Card (GPU) Benchmarks - High End Video Cards
VideoCardBenchmarks-Over1,000,000VideoCardsand3,900ModelsBenchmarkedandcomparedingraphform-ThispagecontainsagraphwhichincludesbenchmarkresultsforhighendVideoCar...

実際はゲームのベンチマークスコアを利用して比較する方が正しいのですが、おおよそのスペックを知ることができれば良いのでこのスコアも十分使うことができます。

記載されているグラフィックボードのスコアを並べてみました。

要求スペックグラフィックボードスコア
現行最低スペックGeforce GTX750
Radeon R7 260X
3,356
3,157
現行推奨スペック
黄金最低スペック
Geforce GTX970
Radeon RX480
9,460
8,684
黄金推奨スペックGeforce RTX2060
Radeon RX5600 XT
14,114
11,471
https://www.videocardbenchmark.net/high_end_gpus.html

黄金のレガシーになってからはグラフィックボードの要求スコアが約3倍になっていることがわかりますね。これは大きく最低ラインが引き上がっていると言えるのではないでしょうか。

黄金のレガシーの推奨スペックであるRTX2060は5万円程度するグラフィックボードなので、ゲーマーでないとなかなか手の出しにくい価格帯のグラフィックボードとなります。少しわかる方向けに言うと、RTX2060はGTX 980 TiやGTX1080と同じぐらいのスコアとなっており、なかなかハードルが高いという印象があります。

市場価格とスコアを

価格.comに掲載されている価格とPassmarkスコアを表にまとめてみました。

型式スコア市場価格
RTX 206014,114約5万円
RTX 305012,977約3.5万円
RTX 306022,491約4万円
RTX 307022,491約6万円
RTX 308025,393約10万円
RTX 406019,519約5万円
RTX 407026,857約9万円
RTX 408034,893約20万円

コロナやマイニングブームの終焉の影響で、RTXの3世代(3000番代)が余っているという話もあるので3000番代も記載しています。4000番代は最新ではありますが、あまりコスパが良いとも言えないので3000番代でも十分使えるかと思います。

ちなみにですが、上記の推奨スペックというのは、あくまでもFHDのモニタでプレイしたときの推奨スペックであることに注意が必要です。画面の解像度がFHD環境ではない場合(ワイドモニタ)や、リフレッシュレートが60Hzを超える高速モニタを使っている場合は、要求スペックからかなり多めにスペックを盛る必要が出てきます。

特に4K環境の場合、画面のピクセル数がFHDの4倍となります。処理の重さが単純に4倍になるわけではないですが、相当に処理が重いということが体感的に伝わるかと思います。

良いグラフィックボードを買うに越したことはないのですが、RTX 4080の価格を見ればわかるようにあまりにもコスパが悪いと言えるのではないでしょうか。

コスパ重視であれば RTX 3060 (約4万円)

あたりを買うのが無難ではないでしょうか。

この程度のスペックがあれば4Kでも最高設定では厳しいですが、少し設定を弄れば問題なくプレイできます。

CPUとの組み合わせ

CPUのスペックをできるだけ低くして、グラフィックボードにコストを割けばいいのかと言われればそれは少し違います。

高くて良いグラフィックボードの全力を出すにはスペックの高いCPUが必要になってきます。そのため、高いグラフィックボードを使う場合はCPUをケチることができなくなってしまいますのでコストが高くなってしまうことに注意しましょう。

AMD製のCPUでもNvidia製のグラフィックボードを使っても問題ありません。

AMD製のCPUでも良いので高いグラフィックボードを使う際は、グラフィックボードの魅力を引き出すために良いCPUを使いたいものですね!

グラフィックボードの中古は危険!

上記のグラフィックボードの価格を見て、中古はないのか?と思ったあなた。やめておいたほうが良いです。

現在、マイニングブーム終了によって、ヤフオクやメルカリなどの中古マーケットにマイニングで酷使されたグラフィックボードの処理(売却)が行われています。マイニングで酷使されたグラフィックボードは見た目がきれいでも中は非常に傷んでおり、ファンが回らないなどの故障だけでなく、短絡や発煙などの可能性まであります。壊れてもまともに保証も受けられないのでおすすめしません。

高い買い物ですし、4年保証のグラフィックボードもあったりするので新品購入が圧倒的におすすめです。

さいごに

ざっくり、黄金のレガシーの要求スペックについての記事を書いてみました。

今、黄金のレガシーのPCを組むなら価格別でどんな構成にするか?といった記事も書いてみようと思っております。

お楽しみに!

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